医療法人社団世田谷おがたブレストクリニック 旧おがたクリニック

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診療案内

Medical

当院は世田谷区乳がん検診検診マンモグラフィ実施医療機関です。
区の検診以外でもマンモグラフィ検診・乳房超音波検診を受けたい方も、お待ちしております。
大学病院の乳腺科で乳腺専門医として診断・手術・薬物療法を行ってきた経験を生かし、診察させて頂きます。

診療内容Medical treatment contents

  • 乳房の病気全般にわたる相談
  • 乳がん検診(マンモグラフィ検診、乳房超音波検診、マンモグラフィ+乳房超音波検診)
  • 乳房疾患の精査(マンモグラフィ・超音波検査・細胞診・組織学的検査)
  • 乳がんの薬物療法(ホルモン療法など)
  • 乳がん術後の定期検診、リハビリ指導
  • セカンドオピニオン・ご相談外来

乳房の構造Structure of the breast

  • 乳房の構造

乳房は主に脂肪組織と乳腺という母乳をつくる臓器から成り立ちます。乳房の豊かさも個人差が大きくまた、乳房が豊かである方が必ずしも乳腺が多くあるという事でもありません。また年齢とともに変化もしてきます。
ご自分の乳房のタイプをよく知り、適切な検査を行う事が重要です。

乳がんについてAbout breast cancer

  • 乳がんの発生部位

乳がんは女性ホルモンであるエストロゲンと密接な関係があるがんです。
乳がんの診断を受ける方のおよそ70%は乳管にがんが発生します。
乳がんの診断を受ける方のおよそ90%は浸潤性乳管がん、およそ10%が非浸潤性乳管がんの状態で発見されます。

乳房における画像検査はマンモグラフィも乳房超音波検査もがんが発生する乳腺の部分を撮影する事を目的としております。マンモグラフィはしこりはもちろんですが、石灰化という微細な所見から病変を発見するのに有効的な検査です。

乳房超音波検査は数㎜の小さなしこりなど形をつくる病変を発見するのに適している検査です。また女性ホルモンによる乳腺の変化をみつけやすい検査です。

その他の乳腺の疾患についてOther mammary gland diseases

乳腺症 特徴・症状など

一般的には乳房の痛みや、痛みを伴う腫瘤や硬結、また乳頭からの異常分泌を主訴とする良性疾患を表す言葉として乳腺症という言葉が使われます。
症状としては、自発的な乳房痛もありますが、圧迫痛で自覚される方も多く見られます。

乳腺の疾患の中では最も頻度が高く、30~50歳の女性に多いとされています。乳腺症だと乳がんになりやすいのかとご質問頂く事があります。乳腺症は多彩な変化の複合性病変と考えられています。いくつかのタイプがあり中には乳がんのリスクがやや上がる変化もあるとされていますが一般的に乳腺症そのものががんに変化するわけではないと考えられております。
画像検査においてもこの乳腺症変化は乳がんとの鑑別がしずらいものも多くあり、定期的な検査を受診して頂く事をおすすめしております。

治療方法など
しこり、痛み、分泌などで自覚されるこの乳腺症は時に突然自覚されるため不安や動揺を引き起こします。しっかりと検査を行い悪い変化がない、乳がんではない事を確認する事が大切です。

乳腺線維腺腫 特徴・症状など
乳腺にできる良性のしこりの代表的なものです。
多くは孤立し、触った感じではくりっとしたよく動くしこりとして触知されます。15歳~35歳くらいの女性に好発し、1~2㎝の大きさで発見されます。20%くらいの頻度で同側あるいは両側性多発している方を診ます。
治療方法など

40歳~45歳以上で新たに線維腺腫ができる事は少ないため、検診等でこれまでなんの指摘もなかったのに40歳以上になって初めて線維腺腫の指摘をされた方は乳がんとの鑑別を行うため専門医にて診察を受けて頂く事をお勧めします。

ただし、線維腺腫はマンモグラフィで発見される頻度は低く、乳房超音波検査(エコー検査)で指摘を受ける事がほとんどですので過剰にご心配されないで大丈夫です。

乳腺のう胞症 特徴・症状など
分泌物などの液体貯留により乳管がふくろ状に拡張した病変。検診の際に「水が貯まってるけど心配ないです」と言われる事が多いようです。乳腺症の方に頻度高くみられる変化です。
治療方法など
のう胞自体ががんになる訳ではありませんが、たまにのう胞の中にしこりを診る事があります。のう胞内腫瘍と言います。単純なのう胞であればご心配ありません。乳房超音波検査で確認する事ができます。閉経後は萎縮・退縮していきます。
乳管内乳頭腫 特徴・症状など
30歳代~50歳代にかけて好発する母乳の通り道である乳管の中にできる良性の腫瘍です。
血液の混じった液体が乳頭からでて気づかれる事が多いです。悪性化するものもありますが極めて稀です。
治療方法など
血性の分泌がおさまらない場合や大きくなるものについては外科的に摘出する場合があります。
高プロラクチン血症 特徴・症状など

プロラクチンとは脳下垂体から分泌されるホルモンです。生殖、排卵、妊娠、授乳などと深い関係があります。このプロラクチンは乳腺を刺激して乳汁の分泌を促します。妊娠・出産をしていない状態で血液中のプロラクチンホルモンが基準より高い値を示す場合を高プロラクチン血症と言います。

高プロラクチン血症の原因

1.薬剤性:薬剤の長期服用による高プロラクチン血症
胃の薬、抗うつ剤、降圧剤などの種類の一部の薬、ピルなどの長期間服用。 薬をやめれば元に戻りますが、治療上の理由でやめられない場合などは、薬の量を減らしたりプロラクチンを減らす薬を処方したりします。

2.薬剤性以外
A.脳下垂体の腫瘍(下垂体腺腫)による高プロラクチン血症
症状としては頭痛・吐き気・めまい・視野狭窄・視力以上を伴う事があります。 B.甲状腺に病気がある方

3.ストレスによる高プロラクチン血症
はっきりとした原因がないのに血液中のプロラクチンの値が高い。ストレスが原因と考えられるもの。

治療方法など

薬剤性の場合:原因薬剤の中止にて改善します。
薬剤性以外:下垂体腺腫、甲状腺疾患の場合、原疾患の治療やプロラクチンの値を下げるお薬の服用をする事で改善します。またストレス性の場合はリラックスをする事が重要です。

乳腺炎 特徴・症状など

乳腺炎とは文字通り乳腺に起こる炎症です。授乳期乳腺炎と非授乳期乳腺炎があります。

授乳期乳腺炎:乳管に母乳がつまったり、細菌が入る事で、乳腺に炎症が起こる事があります。
乳房の痛み、高熱を出す、乳房自体が熱を持つ、赤みが出るという症状も起きます。その際、乳房は部分的あるいは全体的に炎症が強い部分が石のように固くなります。

非授乳期乳腺炎:妊娠中や授乳期でもない。出産歴もない方でも乳腺に炎症が起きる事があります。

治療方法など

授乳期乳腺炎は母乳のつまりが原因です。痛くても母乳を排出しない限り改善しません。自分では難しければ助産院などでおっぱいマッサージをしてもらうと効果的です。脂っこいもの、乳製品、ピザ、チョコレート、ケーキなどなるべく控えましょう。

非授乳期乳腺炎:もともと乳頭が隆起しない扁平乳頭、陥凹乳頭の方に起こる事があります。内服による治療あるいは外科的に切開排膿が必要な場合があります。なかには原因不明のものもあり難治性です。

葉状腫瘍 特徴・症状など

画像上は乳腺線維腺腫と区別がつかないものも多い腫瘍です。
葉状腫瘍は乳腺の小葉内の結合組織が増殖する線維腺腫に対し、線維性間質と乳管上皮が急速に増殖したものをいいます。葉状腫瘍は、基本的には良性ですが、稀に悪性化して肉腫(にくしゅ)になる事があります。この腫瘍は、大きさや増大速度、そして組織学的所見から良性、境界病変(きょうかいびょうへん)(良性と悪性の中間)、悪性の3段階に分類されます。

短い期間で発育し、巨大な腫瘤をつくるのが特徴です。日本の集計では、約70%が5cm以上と報告され、30cm以上の巨大な症例も報告されています。 葉状腫瘍にかかりやすい年齢は、30~55歳です。しかし、10歳~20歳の非常に若い人にも発生する事がありますので注意が必要です。

治療方法など
外科的に摘出する事が治療となります。